販売・視聴期限 11/8まで
【出演者】
■チュルク・カバイ トリオ
(ボロット・バイルシェフ、アイダル・ウナトフ、ワディム・デーエフ)
■巻上公一(口琴・テルミン・コルネットなど複数の楽器)
■佐藤正治(打楽器)
「カイ」は、アジアの真珠とも賞される山深い国、
ロシア連邦アルタイ共和国のシャーマンによって歌い継がれてきた「英雄叙事詩」です。
アルタイの歴史に埋もれたその歌は、秘密の夢とも呼ばれ、歌う者は選ばれし才能を持った者のみ。
大地を震わす超低音の唱法によって、かつては幾晩にも渡って語り歌われました。
倍音を駆使したその独特の唱法は、モンゴルの「ホーミー」やトゥバの「ホーメイ」にも通じます。
歴史の中に消え去ろうとしていた「カイ」は、アルタイ共和国を代表するロシアのスーパースター、
ボロット・バイルシェフという偉大な歌い手を得て、今、新しい声の芸術として世界的に注目を集めています。
彼が若手二人と組んだ注目のユニット「チュルク・カバイ(チュルクのゆりかごの意)」による初来日公演。
隣国トゥバ共和国に伝わる喉歌ホーメイを操る音楽家・巻上公一、パーカッショニストの佐藤正治が
共演し、チュルクに伝わる豊穣なる音楽との出会いと道筋を明らかにします。
演奏される楽器:トプシュール(3弦の撥弦楽器)、コムス(口琴)、イキリ(2弦の擦弦楽器)、
ショール(縦笛)、トゥヌール(シャーマン太鼓)など
・ボロット・バイルシェフ
ロシア連邦での兵役時代に書いた「我が故郷クルルク」がヒットし、スター歌手となった。
国際ポピュラー音楽コンテスト"Voice of Asia 92"グランプリ受賞。
その後ウェザー・リポートのジョー・ザヴィヌルとの共演など、
ヨーロッパを中心に世界各国で演奏活動を行う他、4本の映画で主演。
ユネスコの「民族文化の保存と振興のための特別賞」を受賞。
・アイダル・ウナトフ、ヴァディム・デーエフ
アルタイ民族音楽グループ「チュルク・カバイ」メンバー。
2人ともM.S.シェプキン演劇学校の卒業生で、P.V.クチヤック国立演劇劇場のアーティスト。
ソチ、モスクワ、スペイン、フランスで開催された様々な国際民族芸術祭や全ロシア民族芸術祭に参加し、
タイトルや賞を獲得。
2人は共に民族音楽グループ「アルタイの語り部」の一員として10年近く演奏活動を続けている。