ちゅーたんち。
歌とおしゃべり◝(⁰▿⁰)◜

仕方のないこと

仕方のないこと
それは仕方のないこと
わたしはあのひとではなく
あのひとはわたしでないので

なぜ世界は悪意に満ちて
ほんとうでないことを大きな声でひろめ

強いものであることを
弱いものをふみつけることで証できると思い

じぶんより下がいるから
じぶんはしあわせだと言わんばかりに

じぶんが傷ついていることを言い訳に
より弱いだれかを傷つけて

いつわりの満足を
脳からわずかに分泌される一瞬の愉悦を
得て

ほんとうのことから
耳を塞ぎ目を閉じて
束の間

そしてより悪くなっていくすべてに
呪いを吐きながら

それは仕方のない営みか
ひとの営みそのものか

ひとの

ひとの内には
いのちの音を刻む仕組みがあり
澱むことなく流れるよう
より清くなるようにと仕組まれており

そこここに伝わる電気信号の
ちいさなちいさなきらめきの
その内に

美しいものを美しいと感じる
愛おしいものを愛おしいと感じる
目に見えぬ泉のように湧き出る場所が
あるのではないのか

すべてのものは引き合うと
よろずそのようにかたちづくられていると
求めるそのちからは
こんなに醜い世界をなすためにあるのか

それは仕方のないこと

それは仕方のないこと
そう思おうと繰り返しながら
悲しみのかたまりを
もてあましている


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詩のようなものを投下してみたり。

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